金沢工芸体験旅行
ブログのお休みの理由は足の不調。そのため染織活動も中断。でもハンサムな理学療法士のおかげで今は日常生活に支障はなくなり、リハビリを続けつつ、1月から着尺も織り始めました。
ところで加賀友禅は下絵の線上に糊を置き、その中に色を刺します。刺す色は染料を混ぜて作り、それに水を加えてより淡い色を作ります。水増しした染料は、地の絹の布の白が透けることにより、淡い色が表現できます。その2つを使うことにより”ぼかし”のテクニックになる訳です。普段、糸の組み合わせで色の変化を表現している私には、そこが理解できずに難しかった。 色を濁らせずに透明感のある色を表現するという点で、とても勉強になりました。
(友人が桜の柄に色を刺しています。)
次は加賀繍(かがぬい)。
絹糸で刺繍をするわけですが、縒っていない絹糸を自分で縒って使います。その工程が面白かった。
(先生はいとも簡単になさいますが、結構難しい。)
その後、桜の柄を刺繍。いやー、刺繍って大変。下から針を刺すときは左手を使いますが、上手く図案の所に針が顔を出しません。先生はまるで指先に目がついているような早業!ここでは仕上がった作品を小さな額に入れて下さって持ち帰りました。
でも何が嬉しかったかと言えば、こちらで求めた桜の柄の加賀繍の帯留。身につけるのが楽しみです。
楽しい工芸体験旅行を、これからの自分の作品作りに生かせれば、と思っています。
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コメント
素敵な体験をなさったのね。
友禅の仕上がりが楽しみ(^_-)-☆
繍の額もアップして見せてね!!
投稿: orume | 2014年3月20日 (木) 00時33分
orumeさん、お久しぶりです。初めての金沢は本当に素敵なところで、一泊ではとてもその魅力を味わい尽くせません。流石、百万石!加賀繍はとてもお見せ出来るような代物ではありませんが、友禅は仕上がって戻ってきたらお披露目したいと思っています。
投稿: | 2014年3月20日 (木) 23時51分
遥か昔の冬に私も金沢を訪れたことがあります。町を散策するだけでも、雰囲気があってすてきなところですよね。工芸体験、いいな!!
投稿: つがるねこ | 2014年3月27日 (木) 20時43分
つがるねこさん、こんばんは。弘前に続いて2度目の工芸ツアー。今回は体験があったのでより深く、その土地のことを知ることが出来たように思います。それにしても日本の地方都市(城下町)は本当に、それぞれの文化を持っていて魅力的ですね。
投稿: 花ちゃん | 2014年3月27日 (木) 22時52分